世界で一番幸運な少女

山里の謎かけ

世界で一番幸運な少女 — a story by Pemba Umoja

彼女は世界で一番幸運な少女だった。アイリスの花弁を思わせる、すみれ色のセーターをまとい、そのズボンはカモミールの花々のように、可憐な白と黄色であった。

彼女が座るのは、山あいの町にある雑貨店の縁側のロッキングチェア。

毎朝九時きっかりに、彼女はそこでレモネードを求めた。

学校の最初の授業はいつもさぼり、先生には病気の母の世話をしなければならないと告げていた。

そう、彼女の母は死の淵にあったのだ。

二年もの間、死の淵にいたが、日に日に、本当に死へと近づいていた。

「毎日を精一杯生きなさい」と、母はAnneを初めて見るときも、Anneが去るときも、「愛してる」と言う直前に、必ずそう言った。

それが、Anneがいつもあの雑貨店に立ち寄る理由の一つだった。

レモネードは彼女のお気に入り。

なぜ毎日飲まないことができようか?

A story by Pemba Umoja