オレンジ色のペンギン
消えてしまった物語
「何をしているの?」彼女はそう言い、ペンで物語を書いているウィリーの肩をたたきました。
ウィリーは書くことが大好きでした。
オレンジ色のペンギンの物語を書いていたのです。
そう、オレンジ色のペンギンです。
「何をしているの?」彼女はなおも問い、ウィリーの肩を何度もたたきました。
ウィリーはオレンジ色のペンギンに集中しようとしていましたが、見失ってしまいました。
「書いているんだ。お願いだから邪魔しないで」
ウィリーはもう一度オレンジ色のペンギンを見つけようとしましたが、彼らは消えていました。
青いゾウだ、とウィリーは思いました。青いゾウを何頭か加えよう。
青いゾウたちはオレンジ色のペンギンを探そうとしました。
探して、探して、探しましたが、オレンジ色のペンギンは見つかりませんでした。
彼らは消えていたのです。
そこで青いゾウたちは、オレンジ色のペンギンたちはみんなどこへ行ったのだろうと思いながら、歩き続けました。
A story by Pemba Umoja