どんぐり
遅すぎることはない
道端に年老いたどんぐりがあった。アスファルトの上では根を張ることができなかった。通りすがりの人々は——もしどんぐりに気づいたとしても——その時は過ぎたものと思った。
しかしある日、穏やかな西風がどんぐりを道のそばの肥沃な土地に吹き運んだ。長い時間が経った後でも、その根は芽吹き始めた。
やがて若木が現れ、土から勢いよく伸びた。そして時とともに、年月の知恵に満ちた美しい若木が育った。
通りすがりの人々は時折立ち止まり、その木の輝きに見惚れた。
どんぐりに、芽吹くには遅すぎるということはない。
A story by Pemba Umoja