隠された谷

名を明かさぬ、私的な聖域。

隠された谷 — a poem by Pemba Umoja

その名は明かすまい。

そこは隠された谷

チリの心の奥深く

アルゼンチン国境の近く。

その名は明かすまい

この谷の名だけは。

この谷は私の心のため、

心の奥にしまい込み

霊感の必要な日のために。

谷は隠されている

山々の壁に、

氷河をたたえて。

友と、猫と、私とで

静かな日の出を眺めた。

凍てた氷河が溶かされ

柔らかな桃色の

そして杏の色へと。

Pemba Umojaの詩