フェリー

霧の中、雄大な海を渡るフェリーに乗っている。

フェリー — a poem by Pemba Umoja

フェリーに乗っている
霧の中、
雄大な海を渡り。

風が
行く手を阻む。

海は荒く
そして猛々しい。

太陽は時に隠れ、
星々もまた。

乗客は私ひとり、

船長も私ひとり、

一等航海士も、

乗組員も。

プロペラは私の裸の、
豆だらけの足。

エンジンは、
鼓動し、傷ついた私の心臓。

フェリーに乗っている
霧の中、
雄大な海を横切り。

これが、私のたったひとつの乗り物。

A poem by Pemba Umoja